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悩みのタネ ”結露”


せっかく新築のマンションを購入したのに、部屋中に湿気が立ちこめて、結露で悩んでる、という話しを耳にしますが、これはマンションの設計ミスではなく、大半は人的に起こる現象です。近年の建築物は密閉率が増し、その結果として行き場のなくなってしまった水蒸気が内気温との差が生じ易いサッシやトイレのタンクなどに水滴として現れてきます。

 


では一般家庭において、どのような場所・状態で水蒸気が発生するかというと、浴室・台所・洗濯物などが上げられます。


当然ですが、お湯を沸かすので水蒸気が発生します。これが出入りの際に室内に流れ込むことで湿度が高くなるのですが、換気扇などを回すことで回避できます。また、入浴後も浴室内が乾燥するまで換気扇は回したほうが良いでしょう。また、お湯はきちんと抜き、蓋をすることも忘れずに。最後に入った人は、浴室の壁などを拭いておくと、より早く乾燥して効果的です。


こちらも煮炊きなどで水蒸気が発生する場所ですね。近年はレンジフードなどが一般的になってきているので、煮炊きなどで水蒸気が発生する料理の際には、特に気をつけて換気扇を回すようにしましょう。また、レンジフードの能力によって水蒸気を直接外へ排出する能力(排気捕集率)が違ってきますので、取付け・変更などを行う際にはメーカーなどに確認すると良いでしょう。


特に北海道などの寒い地域は冬場に洗濯物を表に干せないですし、どうしても室内で干す機会が多いかと思います。ですが、結露防止という観点から考えると、自殺行為と言えます。出来るだけ日照率の高い部屋で換気をよくして干すようにしましょう。


最近はガーデニングが流行ってますが、植物からも水蒸気が発生しますので、室内に多くの植物をむやみにおくのは、結露の原因になり兼ねません。また、ガスや石油ストーブからも水蒸気が発生しています。

上記のように、様々な場所で結露の原因となる水蒸気が発生しています。とにかく換気をよくすることと、結露しやすい場所を把握しておき、タオルなどですぐ拭き取るようにしましょう。放置しておくと上の写真のように、壁などを痛める原因に成りかねません。また、屋外へ排気する装置のない洗濯乾燥機や食器乾燥機は、その水分除去率が50%程度(日本工業規格では45%以上と定めてる)ですので、それ以外の水蒸気は室内に放出されています。

見えないから気になる!? ”排水溝”


台所や洗濯場、トイレや風呂場など排水を行う場所は以外に多い一般住宅ですが、その構造についてはあまり知られていません。「パイプが下水管に繋がってるだけでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、確かに下水管には繋がってますが、たくさんの工夫がされています。



左図はよく見かける台所の排水機構です。ちょうど排水部分のフタを取ってすぐの場所ですね。上の部分は二重構造になっていて、ゴミが上段に残って、水だけが下段に流れます。

また、下段においても排水管は水溜まりより上に位置しているので、常に一定の水が溜まっており、そこに上部の穴から出てしまったゴミが溜まる仕組みになっています。

これにより、出来る限りのゴミを配水管に流さないようにブロックしているのですね。掃除も上部は取り外せるので簡単に清掃できます。が、やはり多少のゴミは流れてしまうのが現実で、そのゴミや汚水に含まれる成分が排水管に付着し、詰まりの原因となります。月に1〜2度は市販の清掃薬剤などを使用しましょう。




排水溝は下のほうで左図のようになっていることがあります。これはカーブさせた場所に水溜まりを作り、下水溝から上がってくる臭気をブロックする役目を果たしています。

水を常に使っている場合は一定に保たれますが、旅行などで長期間不在になる場合などは、蒸発してしまう可能性があります。その際は必ずコップ一杯程度の水を流しておき、フタをしてから出かけましょう。

また、マンション等で最終的には排水管が集合管となる場合など、上階で大量の水(風呂の排水など)が流されると管内の空気が引っ張られて水が吸い込まれてしまう場合があります。こうなると臭気が室内に排出されてしまうので、就寝時など、臭気に気付きづらい状態ときはフタをする習慣を付けたほうが良いでしょう。



庶民の味方 ”インスタントヤキソバ” は台所の敵!?


日本の食文化と言っても過言ではない、カップラーメン等のインスタント食品ですが、この中でお湯を切るタイプのもの(ヤキソバやパスタなど)は気軽に流しに捨てていませんか?たいていのキッチンの配水管は塩ビ管を使用しており、プラスチックのような材質のもので出来ています。腐食が無いので幾多の成分が流されるキッチンの排水管には重宝するのですが、その耐久温度は60度程度です。カップラーメンに限らず、ソバやうどんを茹でた際の茹で汁など高温のお湯を流すと変形してしまう場合があります。冷ましてから排水するか、水を足すなどの処置をしてから排水しましょう。

熱湯は殺菌作用があるとけど、お湯自体は身体に害!?


水道水には減菌効果のために塩素が入っています。もちろん身体には害は無いですし、時間が経っても消費された以外の残留塩素が引き続き減菌効果を発揮して、綺麗な水にしてくれています。しかし、これを沸かしてお湯にしてしまうと、その残留塩素の濃度が低下し、最終的には無くなってしまいます。こうなると水質悪化を起す場合があり、飲用には適さない場合があります。

しかし、高温の状態(沸かした状態)で飲用するには問題はなく、逆に60℃以上でほとんどの細菌は死滅するというデータがあり、一般的にはお湯は安全と取られています。ですが、沸かし湯を放置して60℃以下になった場合など、菌の発生を妨げる残留塩素が無いため、衛生的な水とは言えなくなってしまいます。

シャワーを浴びる!?


近年はシャワー設備のあるバスルームが常識となっており、湯船に浸からずにシャワーのみで入浴を済ます方も増えているようです。この「シャワーを浴びる」という行為、欧米の方々に言わせると、日本人は「浴びて」いないようです。本来のシャワーとは固定式で、毎分10リットル以上の熱いお湯を出すようで、それのみで身体の疲れを取り、温め、洗うのに対し、日本人はどちらかというと、「洗う」ということに重点を置き、湯船に浸かった後の洗髪などによる泡を落とす設備として考えているようです。

固定式というのは、日本ではほとんど見かけないのですが、欧米ではこれが「シャワー」であって、ハンドシャワーはバスタブを洗う道具、といったような捉え方をしている方も多いようですが、近年はシャワーの機能が多種になり、ヘッドの取り替えでマッサージをしたり、打たせ湯のような機能を持っていたり、ボディ用、頭髪用などと水の出る位置が複数あるタイプのものも出てきました。いずれにしても、疲れを癒すのは湯船にゆっくり浸かるのが一番でしょう。





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